テレワーク実施企業はわずか26%? 東京商工会議所が調査したアンケートを読んだ感想

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新型コロナウイルス感染拡大防止にともなう対応として、各企業さまざまな取り組みを実施していることとおもいます。

先日、東京商工会議所にて実施された「新型コロナウイルス感染症への対応に関するアンケート」の調査結果が発表され(調査期間/2020年3月13日~31日)、テレワークを実施している企業が26.0%、実施を検討している企業が19.5%といった結果がでておりました

ほかにも、テレワークを実施する上での課題や、時差出勤の取り組み状況なども発表されております。

今回はそれらの調査結果を紹介しながら、東京都内に勤めるわたくしの状況も書いていきます。

 

テレワーク実施企業は26.0% 実施検討中は19.5%

アンケート回答のあった1,333社での数値になりますが、テレワーク実施企業が26.0%にとどまっており、すんなりとテレワークへ移行できている企業は少ない印象です。

資料をこまかく見てみると、従業員が300人以上の企業では57.1%がテレワークをすでに実施していると回答。従業員規模の大きい企業ほど実施率が高いという結果がでています。

また業種別では情報通信業が53.8%でトップとなっており、実施検討中(26.4%)も含めるとおよそ8割にも及びます。これは納得のいく結果ですね。

取り引きのある情報通信業に勤めている方は、コロナウイルスが国内で騒がれだしたときにはすでにテレワーク勤務へシフトしており、その後2カ月ほど出社していません。その間、わたくしをはじめ、出社しなければならない人は、感染する不安を抱きながら通勤していますもんね。

テレワークを選べるなら、感染リスクを負って出勤したくないという方も多いのではないでしょうか。

 

 

時差出勤は56.5%、休暇取得奨励は46.3%の企業が実施

時差出勤は取り組みやすいということもあり、56.5%の企業が実施。休業取得は46.3%の企業で実施しているという結果が出ています。

そのうち従業員が300人以上の企業では83.3%が時差出勤を実施、休暇取得奨励は46.3%が実施していると回答。こちらも従業員規模の大きい企業ほど実施率が高いようですね。従業員が多いほうがひとりひとりの業務負担が分散されている傾向にあるということになるでしょう。

わたくしの勤め先でも、時差出勤は早々に実施しており、定時より1時間早く出社、あるいは1時間遅らせるなど、ひととの接触機会を減らすように個々で工夫するようにいわれています。

休業取得に関してはテレワーク環境にない従業員は週2〜3回の出社を基本とし、出社しない日は有給をつかえば満額、休業あつかいにすると8割の給与を支給するという処置をとっています。




 

テレワーク実施を検討するにあたっての課題とは?

テレワークを実施する上での課題として一番多かった回答は「社内体制が整っていない」でした。

次いで「パソコンやスマホなどの機器やネットワーク環境が十分でない」「セキュリティ上の不安がある」が多く寄せられています。

また業種によってはそもそも「テレワーク可能な業務がない」といった回答も。

テレワーク実施にあたって、パソコン等の購入費用補助をはじめ、ランニングコストへの支援 や事後申請の許容など、テレワーク環境整備に向けて行政に支援を求める動きが進んでいるほか、業種柄、テレワーク導入は難しい企業への支援策も検討がはじめられているようです。

いますぐに必要と感じている企業が多いわけですが、こちらの運用までは時間がかかりそうですね。

わたくしの場合は、テレワーク環境どうこうよりも、ここ数ヶ月で部署の人間がつづけて退職してしまったことでその業務を引き継いでいることもあり、残してくれたマニュアルや資料を確認しながら業務をしていることが出社の理由だったりします。

ほかにも月末は請求書の処理があり、一部電子化は進んでいるものの、郵送で送られてくる紙の請求書もけっこうありますのでそれらを対応するには出社せざるをえないという感じです。今後改善していきたいですね。

もろもろの業務を滞らせたり先延ばしできるのであれば、いまは休業したいのが本音です。

 

【参考】政府が出したおもな要請

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた要請等について
2月26日 政府は労使団体に対し、感染拡大防止に向けテレワークや時差通勤の活用推進等の協力を要請
2月27日 政府は全国全ての小・中・高校等について3月2日から春休みまで臨時休業を要請
3月 6日 東京都は新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、都内企業のテレワーク環境整備を支援する助成金の募集を開始
3月11日 世界保健機関が新型コロナウイルスについて世界的な大流行を表明
3月25日 東京都は感染爆発の重大局面として週末の外出自粛等を要請

出典:東京商工会議所「新型コロナウイルス感染症への対応に関するアンケート」

本ページ調査結果出典:東京商工会議所「新型コロナウイルス感染症への対応に関するアンケート」

<調査概要>
◆調査期間/2020年3月13日~31日 ◆送信件数/東商会員企業13,297社 ◆回答数:1,333社(回収率:10.0%)
※会員企業宛にFAX・メールにて調査票送付、FAX・メールまたはオンラインで回答

 

わたくしの勤め先では何年も前からテレワークや時差出勤を推奨しておりましたが、社内で広く浸透することなくいまの状況を迎えており、いざ必要になったときにあわてて必然性に気づくといった状況になってしまいました。

「緊急事態宣言」はひとまず5月6日までを目処としていますが、4月17日の政府発表により対象地域が全国に拡大したことにより、期間が延長になる可能性も懸念されています。

また東京都の感染者数が累計で1万人を突破(ダイヤモンドプリンセス号のぞく)するなど、まだまだ先の見えない不安がつづきますが、みなさまくれぐれもお気をつけて毎日をお過ごしください。

さいごに、あかるい気分になれるキーラ・ナイトレイ主演映画『はじまりのうた(Beginn Again)』劇中歌「Tell Me If You Wanna Go Home」の曲リンク貼っておきますね。

 

 


 

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