NBA2019-20シーズンが開幕し、各チーム5〜6試合を消化しました。今シーズンはどこが優勝するか予想が難しいといわれていますが、得点やリバウンド、アシストといった個人スタッツなど、各賞レースを追いかけていくのも楽しみのひとつです。
先日、当ブログで「NBA歴代スリーポイント成功数ランキング」という記事をあげたのですが、その数日後、歴代3位につけているステフィン・カリーが不運なかたちで左手を骨折し3ヶ月ほど離脱するとのことになってしまいました。
ほんとうに残念です。無理をせず、万全な状態でコートに戻ってくることを願っています。
さて、今回は「NBA歴代ランキングシリーズ第2弾」として、歴代得点ランキングを調べてみました。
先に話してしまいますと、レイカーズ移籍2年目を迎え、先日のダラス・マーベリックス戦でトリプルダブルを記録し、衰えを感じさせないプレーで活躍をつづけるレブロン・ジェームズが歴代4位につけています。
※トップアイキャッチ画像はロサンゼルス・レイカーズ公式Twitterより
👑 @KingJames tallied a historic triple-double in the @Lakers OT W!#LakeShow #SAPStatLineOfTheNight pic.twitter.com/GNLLMJ7oDv
— NBA.com/Stats (@nbastats) 2019年11月2日
そんなレブロンは、今シーズン中に3位のコービーの記録を高い確率で超えるのではないかと予想されています。
コービーとの差は11月2日時点でおそよ1,000得点となっており、現時点で平均26.4得点を記録しているレブロンがいまのペースを続けて1,000得点あげるのに必要な試合数は40試合前後。おそらく1月下旬から2月上旬の期間に歴代3位に躍り出ることになりそうです。
ということでレブロンの記録を中心に、いま注目すべき「NBA歴代得点ランキング」をお届けします。みなさんの好きな選手は何位にランクインしているでしょうか。
それではご覧ください。
- 1 NBA歴代得点ランキングTOP50(現地2019年11月2日時点)
- 1.1 “バスケの神”マイケル・ジョーダンの色褪せることのないスーパープレー(歴代5位)
- 1.2 神の背中を追いつづけていたコービー・ブライアント(歴代3位)
- 1.3 “シャックアタック”を武器にリーグを支配したシャキール・オニール(歴代8位)
- 1.4 センターとは思えない身のこなしでリーグを2度制した、アキーム・オラジュワン(歴代11位)
- 1.5 強烈なスラムダンクでリーグを席巻した“ヒューマンハイライトフィルム”ことドミニク・ウィルキンス(歴代13位)
- 1.6 「プレーに大切なのは身体の大きさでなく、ハートの大きさ」アレン・アイバーソン(歴代25位)
- 1.7 “空飛ぶ冷蔵庫”と呼ばれていたチャールズ・バークレー(歴代26位)
- 1.8 ルーキーから10年連続1試合平均21得点以上をマークし、安定したスコアラーだったミッチ・リッチモンド(歴代41位)
- 1.9 追記(2020年1月28日)
NBA歴代得点ランキングTOP50(現地2019年11月2日時点)
※出典:NBA.com
※選手名太字は現役選手 ※得点はレギューラーシーズンでの記録
選手名 | 通算得点 | 出場試合数 | 出場時間 |
1 カリーム・アブドゥル・ジャバー | 38387 | 1560 | 57446 |
2 カール・マローン | 36928 | 1476 | 54852 |
3 コービー・ブライアント | 33643 | 1346 | 48643 |
4 レブロン・ジェームズ | 32675 | 1203 | 46406 |
5 マイケル・ジョーダン | 32292 | 1072 | 41010 |
6 ダーク・ノヴィツキー | 31560 | 1522 | 51367 |
7 ウィルト・チェンバレン | 31419 | 1045 | 47859 |
8 シャキール・オニール | 28596 | 1207 | 41917 |
9 モーゼス・マローン | 27409 | 1329 | 45071 |
10 エルビン・ヘイズ | 27313 | 1303 | 50000 |
- 11位以降を見る
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選手名 通算得点 出場試合数 出場時間 11 アキーム・オラジュワン 26946 1238 44218 12 オスカー・ロバートソン 26710 1040 43886 13 ドミニク・ウィルキンス 26668 1074 38115 14 ティム・ダンカン 26496 1392 47367 15 ポール・ピアース 26397 1343 45879 16 ジョン・ハブリチェック 26395 1270 46471 17 ケビン・ガーネット 26701 1462 50412 18 アレックス・イングリッシュ 25613 1193 38063 19 カーメロ・アンソニー 25551 1064 38128 20 ヴィンス・カーター 25445 1486 45578 21 レジー・ミラー 25279 1389 47620 22 ジェリー・ウエスト 25192 932 36571 23 パトリック・ユーイング 24815 1183 40594 24 レイ・アレン 24505 1300 46350 25 アレン・アイバーソン 24368 914 37582 26 チャールズ・バークレー 23757 1073 39331 27 ロバート・パリッシュ 23334 1611 45704 28 エイドリアン・ダントリー 23177 955 34151 29 ドウェイン・ウェイド 23165 1054 35777 30 エルジン・ベイラー 23149 846 33863 31 ケビン・デュラント 22940 849 31305 32 クライド・ドレクスラー 22195 1086 37538 33 ゲイリー・ペイトン 21813 1335 47117 34 ラリー・バード 21791 897 34443 35 ハル・グリア 21586 1122 39788 36 ウォルト・ベラミー 20941 1043 38940 37 パウ・ガソル 20894 1226 41001 38 ボブ・ペティット 20880 792 30690 39 デイビッド・ロビンソン 20790 987 34273 40 ジョージ・ガービン 20708 791 26536 41 ミッチ・リッチモンド 20497 976 34301 42 ジョー・ジョンソン 20405 1276 20405 43 トム・チェンバース 20049 1107 20049 44 アントワン・ジェイミソン 20042 1083 20042 45 ジョン・ストックトン 19711 1504 47766 46 バーナード・キング 19655 874 29417 47 クリフォード・ロビンソン 19591 1380 42560 48 ウォルター・デイビス 19521 1033 28859 49 トニー・パーカー 19473 1254 38279 50 テリー・カミングス 19460 1183 33895
気になる選手は何位にランクインしていましたか?
上位7選手が3万得点を記録していますが、マイケル・ジョーダン(歴代5位)とウィルト・チェンバレン(歴代7位)は、1,000試合ちょっとの出場で3万得点を記録しているのでまたさらに別次元の領域といえるでしょう。
ここ数年で現役引退したダーク・ノヴィツキー(7位)、ティム・ダンカン(14位)、ポール・ピアース(15位)、ケビン・ガーネット(17位)も上位にランクインしています。
レブロンに次ぐ現役選手を見てみますと、19位にカーメロ・アンソニー(25,551)、20位に今シーズン限りでの引退が濃厚なヴィンス・カーター(25,445)、31位に今夏ネッツへ移籍したケビン・デュラント(22,940)が続いています。ケビン・デュラントは復帰後、まだまだ上位を狙えそうです。
37位には今シーズンはブレイザーズのメンターとしての役割も担うパウ・ガソル(20,894)、42位にはサンズ、ホークス、ネッツなどで活躍し、先日デトロイト・ピストンズを解雇されたジョー・ジョンソン(20,405)が入っています。
参考までに51位以降でおもな現役選手を紹介しますと、51位にジャマール・クロフォード(19,414)、57位にラッセル・ウエストブルック(18,976)、62位にジェームズ・ハーデン(18,810)、64位にラマーカス・オルドリッジ(18,689)、73位にドワイト・ハワード(18,141)、82位にクリス・ポール(17,686)となっています。
以下では、上記ランキングに入っている選手の動画をいくつかピックアップしてみましたので、ぜひご覧ください。
“バスケの神”マイケル・ジョーダンの色褪せることのないスーパープレー(歴代5位)
神の背中を追いつづけていたコービー・ブライアント(歴代3位)
“シャックアタック”を武器にリーグを支配したシャキール・オニール(歴代8位)
センターとは思えない身のこなしでリーグを2度制した、アキーム・オラジュワン(歴代11位)
強烈なスラムダンクでリーグを席巻した“ヒューマンハイライトフィルム”ことドミニク・ウィルキンス(歴代13位)
「プレーに大切なのは身体の大きさでなく、ハートの大きさ」アレン・アイバーソン(歴代25位)
“空飛ぶ冷蔵庫”と呼ばれていたチャールズ・バークレー(歴代26位)
ルーキーから10年連続1試合平均21得点以上をマークし、安定したスコアラーだったミッチ・リッチモンド(歴代41位)
以上、「NBA歴代 得点ランキング(現地2019年11月2日時点)レブロンがコービーを抜いて歴代3位に躍り出る!?」でした。ご覧いただきましてありがとうございます。よろしければ他の記事もご覧になってください。
The 33,000-point club now looks like this:
Kareem
Malone@kobebryant @KingJames pic.twitter.com/N5ZQSwfoLp— SportsCenter (@SportsCenter) 2019年11月28日
追記(2020年1月28日)
レイカーズのレブロン・ジェームズは現地1月25日(日本時間1月26日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦の第3Qに決めたレイアップシュートで元レイカーズのコービー・ブライアントが持つ通算得点「33,643得点」を抜き、歴代3位に浮上しました。
関連記事:レブロンが通算得点で歴代3位へ浮上 レブロンにつづく現役スコアラーは誰? / NBA 2019-20シーズン
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