PS4『新サクラ大戦』クリア後の感想と評価 14年振りに発売されたシリーズ最新作

2019年12月12日、プレイステーション4で発売されたセガゲームスの新作『新サクラ大戦』。

前作『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~』からじつに14年振りのリリースとなるシリーズ最新作は、発売前から話題となり、シリーズファンならずとも注目を集めていました。

そんな『新サクラ大戦』ですが、1回目のクリアまでこぎつけましたので、個人的な感想と評価を書き残していきます(「ひどい」というレビュー記事や動画も見かけますが)。

 

『新サクラ大戦』CMとあらすじ

 

 

『新サクラ大戦』あらすじ(公式サイトより引用
太正十九年。帝都・東京において、
後に「降魔大戦」と呼ばれる戦いが勃発する。

帝都、巴里、紐育の華撃団はその脅威に果敢に立ち向かい、そして世界は救われた。勇敢なる華撃団、その消滅と引き換えに――その後、降魔大戦の激闘の功績から、華撃団の都市防衛構想は世界中に認められることとなり、
「世界華撃団連盟(WLOF(ウルフ))」が設立。
世界各都市に華撃団が誕生していく。

各国の華撃団は、世界華撃団連盟が開催する「華撃団競技会」で、
歌劇と戦闘を競い合い、お互いの力を高めあっていた。
二年に一度の乙女たちの戦いを、
世界中は「世界華撃団大戦」として熱狂する。
それから十年の時が過ぎ、太正二十九年。
長らく華撃団が途絶えていた帝都・東京にも、帝国華撃団が復活。
新生「帝国華撃団・花組」も、世界華撃団大戦の勝利を目指し、戦いに挑んでゆく。

しかし、友が、戦友が平和的に競い合うその祭典は、
再び世界中に現れた降魔、
そして謎の敵の登場により、
「平和の祭典」から「世界の命運をかけた戦い」に急変していく。

新主人公「神山誠十郎」率いる「新・帝国華撃団」は、
帝都の、世界の平和を守り抜き、正義を示すことができるのか。

──新たな「サクラ大戦」が、今始まる!

 

どんなゲーム?

 本作は、架空の太正時代の帝都・東京を舞台に、悪と戦う帝国華撃団の活躍を描くドラマチック3Dアクションアドベンチャー。プレイヤーは、10年前の“降魔大戦”でほぼすべての隊員を失い、すっかり落ちぶれてしまった都市防衛部隊“帝国華撃団・花組”の隊長に任命された主人公、神山誠十郎を操作し、幼なじみの新米隊員天宮さくらを始めとした個性的な女性隊員たちと絆を深めながら、帝都の平和を脅かす“降魔”と戦ったり、華撃団を立て直すために奔走する。

 そんな世界を彩るメインキャラクターのデザインは、週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載されたマンガ『BLEACH』の作者として知られる久保帯人氏が担当。音楽はこれまでのシリーズでも多数の楽曲を提供してきた田中公平氏、そしてストーリー構成はゲーム・テレビアニメ・映画とメディアの枠を超えて活躍するイシイジロウ氏が手掛けている。

(出典:ファミ通.com『新サクラ大戦』 魅力や特徴、ゲームシステムを改めて紹介! 新しく生まれ変わった『サクラ大戦』はどんな作品に?

 

 

『新サクラ大戦』クリア後の感想と評価

攻略サイトや各種レビュー、YouTubeなどの情報はなるべく見ないようにしていたわたくしが、1回目クリア後に感じた感想になります。

はじめに申し上げておくと、『新サクラ大戦』は最初から最後まで楽しめたゲームです。サウンドもすばらしいと感じながらプレーしていました。

 

作品ストーリー

・ストーリー序盤で過去作品に登場した“あのキャラクター”が登場し、シリーズファンはニヤリとするのではないでしょうか。ですが、直後に過去作品で活躍したその他のヒロインの設定を知り愕然とするファンも多く、「扱いがひどい」ということでいきなりモチベーションが下がってしまう方もいるようです。その気持ちは確かにわかります。

全編3Dマップで展開されるアドベンチャーパート

・キャラクターのセリフはフルボイスではありません。盛り上がる会話シーンで、いきなり文字だけの演出になってしまうことがあり、気持ちに落差が生じ、世界観にのめり込めないシーンもありました。

・会話シーンにつながるキャラクター全員に話しかけたり、プロマイド収集に注力しようとすると、1話あたり2時間ほどかかります。ちなみに、1回目のプレーでは各会話シーンをスキップすることはできません。2回目以降からはスキップできるようになりますので、1回クリアしたあとであれば、「もうこの話知ってるよ」といったシーンは省略しながらプレーできます。

 

アクション形式となったバトルパート

・簡単操作なため戦闘で苦労することはそこまでありません。ストーリー後半で難易度があがって敵の数が増えたりした場合でも「ジャスト回避」をうまくつかいながら立ち回れば攻略できます。しかし、ほかの方がブログなどで書かれているように空中にいる敵を攻撃するには、銃で攻撃するアナスタシアと魔法で攻撃するクラリス以外は少々面倒です。また、敵をロックオンする機能がないため、敵がいない方向に空振って攻撃してしまうことがしばしばあります。それでも、慣れてくれば向きを調整しながらいい具合に攻撃できるようになりますので、わたくしはそこまで気にならなかったです。

銃で攻撃するアナスタシア

 

魔法で攻撃するクラリス


・バトル時に敵の位置を示すレーダーが少し見づらい印象でした。特に「世界華撃団大戦」のバトルでは、レーダーで敵の位置がわかりづらく劣勢に立たされることも。実況が「帝国華撃団が苦戦しています!」とアナウンスしてきたときには、「いや違うんだよ。敵の居場所を探すのに苦労してるんだよ…」って心の中で叫んでいました。

・ボス戦については、戦闘に入る前に「必殺技ゲージ」満タン(必殺技を繰り出せる)で臨めばアクションゲーム慣れしていない方でも比較的楽に倒せるでしょう。

登場が派手なボス戦


・戦闘中、ストーリーにそってキャラクターの会話シーンがカットインします。後半に進むにつれ、頻度が増え、時間も長くなります。「戦闘に集中したい」という意見もあるとおもいますが、ストーリーにそったカットインがあることで戦闘に緊張感が増し、リアルタイムでストーリーに入り込める感覚は個人的にグッドでした。

2020年3月19日にアップデートされ、以下機能が追加されました。

イベント中の一時停止時や設定画面に会話メッセージのログ表示機能を追加
バトル中のロックオン機能を追加
・設定画面にて「バトルボタン配置パターン」の設定項目を追加
・バトル時の画面に「敵の方位情報」表示を追加
・設定画面から、任意のタイミングでセーブ/ロード する機能を追加

                                 など

詳細はこちらから『新サクラ大戦』公式サイトにてご確認ください。

このアップデートにより、快適に遊びやすくなった『新サクラ大戦』。まだプレイしていない方はこれを機に遊んでみてはいかがでしょうか。

 

シリーズおなじみのブロマイド収集

・1回のクリアではコンプリートまで程遠かったです。ブロマイドはアドベンチャーパートでのセリフ選択や、ときおりある「時間制限イベント」の攻略が影響して出現するようです。また、格納庫にある「いくさちゃん」というバトルシミュレーターで過去のバトルステージにあらためて挑み、高評価クリアを積み重ねていくことでプロマイドをゲットできます。ちなみにブロマイドを全部そろえると、トロフィーが獲得できるようですが、この作業は結構な時間がかかりそうです。

大帝国劇場の地下格納庫にあるバトルシミュレーター「いくさちゃん」

 

バトルシミュレーター「いくさちゃん」の訓練選択画面

「いくさちゃん」についてもう少し触れますと、ステージクリア後の評価に「クリアにかかった時間」の項目があり、これが評価に直接影響します。これを高評価につなげるためには何度も挑戦してステージ慣れする必要があると感じました。敵がいない場所でも、タイミングよく連続ジャンプしたりといったスーパーマリオ的なアクション動作が要求されます。

 

「大帝国劇場」の売店で店員のこまちに話しかけてブロマイドを購入することが習慣化するはずです。1シーンで1度だけ購入できますが、どのヒロインのブロマイドを購入するかでヒロインの評価が変わってきます。1ヒロイン4種か5種だった気がします。

「大帝国劇場」の売店で購入できるブロマイド

・各ヒロインとの会話内容の選択によって、会話終了後、近くの足元にプロマイドが落ちていることがあります。

 

 

わたくしの1回目プレーのエンディングは「天宮さくら」になりました。

作品ストーリーがさくらを自然に選ぶような流れになっていますので、ひねくれず素直にプレーした結果だとおもいます。

まずはさくらでクリアという方が多いのではないでしょうか。


※ヒロインたちと花札対戦できる「こいこい」はほとんどプレーしていません…

 

 

ここまでいろいろと感想を書いてみましたが、

2月21日には「新サクラ大戦 コンプリートガイド」が発売される予定となっており、各イベントの進行やバトルパートの解説、各キャラクターの性能、ブロマイド収集方法など細かく掲載されるようです。

無駄なく、自分の思うままにゲームを進めていきたい方はコンプリートガイド片手にプレーするのもわるくないでしょう。

 

『新サクラ大戦 the Animation』2020年放送決定


これからテレビアニメの放映も控えているようですので、全然プレーを急ぐ必要はなく、アニメを見て作品に興味を持ってからゲームをプレーするということでもいいとおもいます。

アニメは当然話題になるでしょうし、アニメから入った新たなファン層がゲームを楽しむことでもうひと盛り上がりするのではないでしょうか。

 

 

サクラ大戦の歴代舞台映像が「Amazon Prime Video」にて配信中

サクラ大戦シリーズの最新作『新サクラ大戦』の舞台化作品『新サクラ大戦 the Stage』の公演決定を記念して、サクラ大戦の歴代舞台映像を『Amazon Prime Video』にて配信中です。

配信中の作品

・サクラ大戦 歌謡ショウ 帝国歌劇団・花組特別公演「愛ゆえに」
・サクラ大戦 歌謡ショウ 帝国歌劇団・第2回花組特別公演「つばさ」
・サクラ大戦 花組クリスマス 奇跡の鐘コンサート
・サクラ大戦 歌謡ショウ 帝国歌劇団・第3回花組特別公演「紅蜥蜴」
・サクラ大戦 歌謡ショウ 帝国歌劇団・第4回花組特別公演「アラビアのバラ」
・サクラ大戦 帝国歌劇団 新世紀カウントダウン 花組ライブ
・サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 新春歌謡ショウ
・サクラ大戦 歌謡ショウ 五周年記念公演「海神別荘」
・サクラ大戦 新春歌謡ショウ 神崎すみれ引退記念公演「春恋紫花夢惜別」
・サクラ大戦 スーパー歌謡ショウ「新編 八犬伝」
・サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 2003年新春歌謡ショウ「初笑い七福神」
・サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ「新宝島」
・サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 2004年新春歌謡ショウ「歌え♪花組」
・サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ「新西遊記」
・サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 2005年新春歌謡ショウ「笑え!花組」
・サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ「新・青い鳥」
・サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 2006年新春歌謡ショウ「跳んでる花組♪」
・サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 歌謡ショウファイナル公演「新・愛ゆえに」
・サクラ大戦 武道館ライブ ~帝都・巴里・紐育~
・サクラ大戦 帝都花組ライブ2010

※配信作品は、順次追加されていくようです。

 


 Amazon Prime Video

 

さいごに

『新サクラ大戦』は評価が極端に分かれていると感じます。

期待の大きい作品ほど風当たりも強く、ゲームメーカー・開発者の方々はほんとうに大変な時代です。

発売されれば瞬く間にプレーした感想をYouTubeやTwitterなどのSNSで発信できてしまいますし、そういったレビューでプレーするかどうかを検討するユーザーも多いとおもいます。影響力のあるYouTuberも大勢いらっしゃいます。

『新サクラ大戦』は発売直後から、YouTube上でのプレー配信、レビュー動画など、ほんとうに多くの方が発信されていました。待ち望んでいたファン、注目度の高さ、歴史のある作品の重みをあらためて感じたタイトルです。

続編が発売になるかわかりませんが、『新サクラ大戦』は相当なコストと時間がかかっているはずで、それを想像しただけでさまざまな苦労を察することができます。

記事の冒頭でも書きましたが、わたくしは『新サクラ大戦』をプレーできて楽しかったです。続編がでたらまた購入してプレーするでしょう。

『新サクラ大戦』は過去作品の良さを残しながらも、各所でチャレンジしている作品だとおもいます。

プレーしたユーザーの意見に耳を傾けることももちろん大切ではありますが、ゲーム開発に携わる方々にはプロ集団として新たな取り組みや斬新なアイデアでわれわれゲームファンをワクワクさせてくれることをこれからも期待したいです。

 

公式サイトにて5話以降の「ストーリーのネタバレについてのお願い」が掲載されていますが、ざっと探してみても攻略サイトやYouTubeでネタバレ発信が結構見つかりました。なかなかむずかしい問題ですね。

4話までは登場キャラクターの紹介要素が強く、5話以降でストーリーが急展開しそれまでの雰囲気とガラッと変わること、またこれから放映されるアニメ、3月5日~8日の期間上演される舞台が控えているので、そういった意味でネタバレ防止としているのでしょう。

ひとまず5話以降のネタは解禁されるまで(されるのか不明)あまり触れずにしておこうとおもいます。

※2020年2月26日、発売から一定期間が経過したことから、公式サイト上で制限解除のリリースがでています。ただし、「引き続きより多くのお客様に楽しんでいただくため、ネタバレとなる内容をインターネットに投稿するといった際は、冒頭に注意書きを記載する等の配慮をいただけますと幸いです」と書かれています。

 

あとは、全体的にサウンドがよかったです。連日集中してプレーしていたこともあり、主題歌やゲーム内の音楽が頭から離れません。いい曲ばかりなので問題ありませんが。

2週目以降は「ダウンロードコンテンツ」を購入するなど、違う視点で楽しむことも検討していきたいです。

 

以上、「PS4『新サクラ大戦』クリア後の感想・評価」をお届けしました。

ご覧いただきありがとうございます。

 


 

『新サクラ大戦』公式サイト

公式サイト内にある「WEBマニュアル」では以下の項目が閲覧できます。

・キャラクター紹介
・基本操作方法
・アドベンチャーパート
・バトルパート

 WEBマニュアルはこちら

 

メインキャラクターデザイン:久保帯人
音楽:田中公平
ストーリー構成:イシイジロウ
原作:広井王子
主題歌『檄!帝国華撃団<新章>』
(作詞:広井王子、作曲:田中公平